地中から発掘される古代の病源体(細菌、ウイルス)
地球温暖化で溶けたシベリア永久凍土からの警告
地球温暖化の影響でシベリアの永久凍土が溶け、先般、1頭のマンモスが肉も付いた良い状態で掘り出された。
科学者達は大興奮、マンモスを入念に調べた。
その過程で、なんとウイルスを発見。 そのウイルスは現在まで知られていないものだった。
(ウイルスは極低温でも死なない)
このウイルスが悪質で人体も宿主になっても対処法は分らない。
今後、温暖化が進めば似たような事例が増えても不思議でない。
実際、今回の新型コロナ・ウイルス感染はロシアでも最近急速に蔓延し、モスクワは都市封鎖されている。
「神の祟り」には科学的な根拠があると「飛鳥美人」が語りかける。
1972年に発見された石室壁画の中で特に有名なのは、渡来人と見られる一団の中の通称「飛鳥美人」。
この国宝を保存するために文化庁は修理した後に封印した。
ところが、2004年に極彩色だった壁画はカビなどによる劣化が判明。
石室ごと解体して古墳の外に取り出し、約13年間に及ぶ修理を続けるという異例の展開をたどった。
1,300年近く土中にあり、閉鎖された環境で保存されてきた石室が突然開口され、
人が入り込むことによって温湿度などの環境変化が原因と考えられた。
カビや虫ビ、虫など昔とは違う種類が壁画の漆喰などを変質させたということだ。
では微生物はどうか? そこまで調査されたかどうかは不明。
筆者の想像では、細菌やウイルスも飛鳥時代と比べて変化があったのではないか?
その中には、当時の人々には無害だったが、抗体を持たない現代人にはどうか?
「古ウイルス学」「古細菌学」という学問分野がスタートするかもかも知れない。
奈良県には大小の古墳が多くある。 筆者の従兄弟は高松塚に近い地域の出身でそこの町会議員を務めていた。
地元では良く知られた噂話を彼からいくつか伝え聞いた。
高松塚の修復工事関係者の中には2,3年以内に早死にする人が多いという。 神の場所を蹂躙した天罰と囁かれた。
つまり、神の「祟り(たたり)」ということだ。 飛鳥時代には普通の微生物が現代人の健康に何らかの悪さをした
可能性は否定できない。 祟りにも科学的根拠があるのかもしれない。
インドネシアの悲劇: 喪失した熱帯雨林からのメッセージ
加工食品(カップ麺、ポテトチップ、アイスクリーム、ピーナツバターなど)のほか洗剤、シャンプー、化粧品などの日用品
にも使われるパーム油の需要は我が国も含めて世界規模。そして、インドネシアは主要生産国。
同国はパーム油輸出ビジネスを支えるために熱帯雨林を切り開いて膨大な数のアブラヤシを植林してきた。
この自然環境破壊の悪影響がインドネシアの国内外で懸念されていた。
その一つが、森の土中深く生息していた未知の生き物が覚醒して新しい病源体
となる可能性だ。 近年のオランウータンの個体数の減少と関係あるかもしれない。
またインドネシアにおける新型コロナウイルス感染の今の急激な拡大にも繋がっているのかも知れない。
文明から最も遠いアマゾン奥地の無抗体・先住民のコロナ感染悲劇。
そこでは今も医療はシャーマン(祈祷師)が行なっている。 当初、ブラジル政府は先住民に一切干渉しないことにした。
ただし、例外は宣教師、それと、ヘリコプターによる上空パトロールが重病者や重傷者の存在を察知すると
特別に医師と医療スタッフを派遣した。
ところが善意が裏目になった。 その先住民の部落に疫病や感染症が蔓延した。
普段慣れていない健康環境に適応できなかったからと考えられている。
つまり我々が近代社会で獲得した抗体を持っていなかった。
これを教訓に、ブラジル政府はシャーマニズムの先住民社会に医療を含めて一切介入しないと決めた。
ところが今回、先住民にコロナ感染が何らかの手段で確認されたという。
医療関係の欧米人がウイルスを持ち込んだと推察されているが、熱帯雨林伐採ビジネスの調査関係者かもしれない。