#個人のウイルス量(平均) #新規感染者数
標題の二の指標は違う。
平均ウイルス量の高止まりを考える。
数多くの人が既に感染。
よって、新規感染は,その分、減る。
たとえば、仮に極端を想定。 すなわち、無症状、無検査を含めて全ての地域住民が高いPCR値だとする。
新しく感染する人(新規感染者)が出る余地はない。 新規感染者数はゼロとなる。
別の言い方をすると、新規感染者数が激減しても、大量のウイルスを持ち続けている人が多数存在するということ。
新規感染者数が激減しても、油断は禁物。
ウイルス量が或る程度以上、市中に残っている間は、行動変容が緩めば “うつし率”が上がり新規感染者数も再び増える。
それは医療体制の逼迫に繋がる。
行動規制の解除を急いではならない。
感染の再拡大防止の為には「うつし率」を下げるしかない。
それには、行動規制の再強化、および、不安はあってもワクチンに期待するしかない。
毎日発表される新規感染者数のグラフからは見えない、高い平均ウイルス量 ”市中ウイルス量” という恐怖の「隠れ底力」の存在を忘れてはならない。
なお、高いうつし率の場合、平均ウイルス量は指数関数的に当初は増加するが、或る程度になると頭打ちとなる。 これは、集団免疫とは関係なく、純粋に数理的に説明できる。
以上のポイントと傾向は、100x100=1万人および5000x5000=25万人の集団でもシミュレーションで確認。
来週中にブログで詳しく報告予定。
ただ、スパコンを持っていないので、メモリーの関係で結果の効率的な整理と纏めに目下、悪戦苦闘中。
<参考ブログ> 「うつし率」の定義など。
集団感染の数理モデルとシミュレーション(1)-(7) 2019年7月