市中感染の数理科学(2)
新規感染とはPCR陽性/陰性で判定される。
これは「1または0」の最も単純初歩的・原始的なデジタル情報(1/0バイナリ時系列信号)。
毎日公表される新規感染者数の推移で人々は一喜一憂。
新規判定はウイルスの入り口に於けるチェックに過ぎない。
ウイルスが人体に侵入し、細胞内に着床してからどうなっているかは
新規感染データからは分らない。増殖中?減少中?
もし体内ウイルス量をアナログ的1日24時間連続的に測定できれば良いが、
そのような機械は存在しない。
では新規感染1/0情報から、何か物が言えないものか?
これは、ビッグデータを扱う情報工学におけるデータマイニング(data mining データから隠れ情報の発掘)の問題。
筆者の数理研究によれば、新規感染の時系列データは「沈黙の情報」。 すなわち、その覚醒始動は、体内ウイルスの急増を知らせる予兆あるいは警告となり得る。 そして、緊急事態解除のタイミングを決めることにも役立つと思う
(https://pruning101.com/?p=2079)。