コロナ感染防止:なぜ、手袋は普及しない?
飛沫やエアロゾルがコロナ感染の主要媒体の一つとされる。 マスク至上主義は誰にでも分りやすい。二重、三重マスクも昨今珍しくない。
一方、街に手袋着用は殆ど見ない。 それでいて、手指の非接触には皆さん神経を使う。
ドアノブ、エレベーター・ボタン、会計レジ、電車やバスの吊革、
さらに、駅、劇場、映画館、美術館、イベント会場、大規模なスポーツ競技場。 これら全て手すりだらけ・・・。
特に、屋外スタジアムの場合は、マスクより手袋が感染防止に、多分、効果的。
東京オリンピックにおける感染防止対策として手袋着用の要請を考えてみてはどうか。
海外からの選手、コーチ、関係者。 選手村での日常生活や競技会場との往復移動にそれなりの行動規範のルールが定められているという。
しかし選手村の中、たとえば、手洗い。 ひとりひとり常にキチンと守る? 大いに疑問。
手袋着用を義務化すれば、警備員や監視カメラがマスク着用の有無を見つけやすい。 それが抑止力にもなる。
6月16日に加筆
半年前にワクチンを
「私は打たない」と書きました。
しかし今は考えが変わりました。
これについては「ワクチン差別」という題目であらためて書くつもりです。
市の勧めと案内で6月10日に打ってもらいに行きました。
会場は優先接種の高齢者や付き添いで大混雑。
それでも、皆さんマスク着用とソシアルディスタンスを厳守。
ただ、手袋着用は、私とワクチンの打ち手(医療従事者)だけ。
大きな会場での移動については、少ないエレベーターのほかは、多くの長い手すり付きの登り/下り階段。
皆さん素手でエレベータ・ボタンや手すりに触れたり、さわったり、掴んだり、握ったり。 気にする様子もない。
私には考えられない。
一回目の接種が終った人達が集団感染というニュースがありました。
マスクと手袋の同時着用なら「防げた」かも知れません。
飲食店の従業員は、客が入れ替わるたびにテーブルや椅子を入念にコマメに拭く。
飲食中も医療用や料理用の薄手の手袋着用で接触感染のリスクを軽減できると思う。
コロナ対応で当局が繰り出す多くの規制や指針には相互矛盾が目立つ。
手袋無視もその一つではないだろうか?
それと、握手の代わりに、二重マスク着用でグータッチや肘タッチ。
なぜか、バイデン大統領と日本を含む各国首脳との会談でもそうしている。
これら全て手袋が解決するのでは? ただし、軍手は安価だが、パソコンのキーボード操作には不向き。
飲食店に入るとき備え付けの消毒液で手指を拭くことが義務、客はみんな従う。
しかし、飲食が終って店を出るときに手を消毒する人は殆どいない。
家族と来た子供、トイレにいって戻るとき手洗いを励行するかどうか疑問。
トイレが店内でも遠く、そこまで手すりがあることも多い。
高齢者はその手するりを使い勝ち。 接触感染のリスクがある。
これも使い捨て手袋の着用で避けられる。
手袋の普及は感染防止策の盲点ではないだろうか?
しっかりしたマスク(医療用、または2重、3重マスク)の着用は飛沫・エアロゾル感染を、
それと同時に、手袋着用は接触感染のリスクを大幅に減らすのではないか?
従来型より感染力が格段に強いインド株の発生を目にして、以上のような思いが一層強くなります。。
最後に、マスクと使い捨て手袋の同時着用の徹底は、ソーシアルディスタンスや三密回避も緩和できるのではないか?
そして、テレワーク、リモート会議、リモート出演、
リモート授業などを減らすことに繋がるのではないか?
手袋の徹底は日本独自のコロナ対策として、五輪報道を通し世界からも評価されると思う。