変な日本語(26)鳥肌が立つ
感動で「鳥肌が立つ」ってホント?
自分は、寒いときには鳥肌が立つ。
しかし、音楽など芸術やスポーツ観戦で感動して鳥肌が立ったことは一度もない。
2年前、ゴルフの聖地・オーガスタのUSマスターズでタイガーウッズが優勝した。
このニュースはレジェンドの奇跡の復活として世界を驚かせた。
そこには感動と特別な賞賛があった。
なぜならば、タイガーは女性問題、薬物依存など私生活の乱れでゴルフに集中できなかった
のだろう予選落ちが多くなり、そのうち、姿が消えていった。
その間、ストイックに人知れず練習に打ち込んでいたに違いないと人々は察した。
本題に入って、タイガーのマスターズ優勝のニュースが日本にも伝えれると、
メディアは朝から一日中大騒ぎ。
ゴルフの経験どころかルールの知識も怪しい男女のタレントが
「鳥肌が立った」を何度も繰り返し連発。 いい加減ウンザリ。
同様のことが、今年4月マスターズ優勝の松山英樹についてもあった。
では日米球界の「若きレジェンド」大谷翔平についてはどうか?
大谷は超越した存在。 毎日「鳥肌が立つ」と何度も叫んではいられない。
先にも書いたように、私は感動して鳥肌が立ったことは一度もない
自分は頭だけではなく体も変な奴かと心配して
身内の若者や学生を捕まえて聞いてみた。
「それはありますよ」と最初の答え。
「じゃあ、次に鳥肌が立ったときは俺に見せてくれ」
と頼むと返事はなく無言。
東京五輪では多くの感動があるに違いない。
ただ、メディア関係者の「鳥肌が立つ」の連発は勘弁してもらいたい。
観察して確認した?どんな外見だった?」
と突っ込むと無言。
「冷や汗」ならば科学根拠も物証もあ