日本野球の改革(3)

 

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ヘッド・スライディングをなぜやるの?

Yahooブログ(2017年8月)の再編集

 

キーワード: 日本野球 甲子園 大阪桐蔭 精神主義 根性 非合理プレー

走り抜ける方が速いことが科学的に証明されている。10年以上前、アメリカでは実証実験がテレビでも放映されている。

ヘッドスライティング(ヘッスラ)を推奨できない理由はそれだけではない。

怪我のリスクを伴う。 

選手生命に影響することもある。

ユニフォーム洗濯代も余計にかかる。

 

しかし、日本ではヘッスラをプロでも見る。

特に、高校野球では地方予選から甲子園まで盛ん。ほとんどの内野ゴロはヘッスラという印象。なぜだろうか?

不屈の闘志、根性、一生懸命、チームの為の鼓舞、団結 など精神主義の一つの表現のようである。

純粋な動機もあるだろうが、指導者やチームメートを意識したパフォーマンスが無いとは言えない。 自己満足もあるかもしれない、

 

日本の高校野球は文科省管轄の教育の一貫。 

4番打者に犠牲バントも高校野球では珍しくない。

組織の為の自己犠牲の精神を学ばせる為のようだ。

 

日本の青少年教育は今日でも精神論を重視しているのだろうか? 21世紀は合理を教える時代ではないのだろうか?

ただヘッスラの効用も時々あるにはある

多くの場合、審判は走者がベースを踏む音を聞く。 その音と、1塁手の捕球の視覚情報を比較して判定を下す。

ヘッスラの音情報は地面との摩擦音となり役立たない。 こうして、普通なら明らかに1塁アウトでも1塁審判の誤審を誘い助かる可能性がある。 

また、1塁手は頭から突っ込んで来る走者が怖い。 自分も怪我するかもしれない。 この恐怖感が一塁手のメンタルに影響して捕球エラーや1塁ベースの踏みそこないを起こすこともある。

 

実際、昨日、あと一つのアウトを取れば勝利の大阪桐蔭と仙台育英の土壇場の場面。 育英の遊撃ゴロ・ヘッスラが一塁手のミスを呼んで、桐蔭はまさかの敗退となった。

 

後味悪い試合だった。 ヘッスラやヘッド・ダイビングは守備妨害・自動アウトにするのが良いと思う。

 

参考

https://matome.naver.jp/odai/2140791029586018501

 

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