日本野球の改革(4)
少数意見あれこれ
才能の発掘と育成目利きスカウトをスカウトするキーワード: ドラフト会議 1位指名 発掘 失敗 数字 スタッツ 名前 知名度 目利き 自分の足と目 Yahooブログ(2018年)を更新
第54回ドラフト会議が10月25日に行なわれる。 12球団のドラフト1位は過去全部で12x53=636名
この中で何人が大成したか? 消え去っていった者、忘れられた選手なら夥しい数になる。 球界のためにも、ファンのためにも、そして選手本人のためにも 1位指名の失敗は反省しなくてはならない。
入団後の事情(指導の失敗、本人の問題)は当然あるだろう。 しかし、最初の「目付け」は正しかったのか?
それはスカウトの資質と能力の問題が大きいと思う。 良いスカウトとは、数字(データ)や名前(知名度)に拘ることなく、自分の足で探し、自分の目で選手を見抜く人(目利き)だと思う。
つまり、そのような良いスカウトをスカウトすることが重要。 「スカウトのスカウト」と云える。 では、そのようなスカウトは実在するか? 必ずしもスカウトが本業ではなくとも、スカウティングの目利きは過去にいた。
以下はいくつかの例。 日付はYahoo掲示板「マリーンズ戦実況トッピック」への投稿日。内容の詳細はそこで書いた。
●ネフタリ・ソト 29歳 背番号99 ベイスターズの獲得関係者 (10月1日投稿に詳細)
●バレンティンの発掘秘話 (9月3日投稿に詳細) ヤクルトの当時の編成副部長は、大砲探しの為に自ら米国の地方球場を1月間歩き回った。 マイナリーグの試合を沢山観戦しながら、期待できそうなパワーヒッターの発掘行脚だった。 自分の目で候補者を数人に絞り、スタッツを精査、チームメートや地元メディアの評判も聞き取った。 最終的には日本の風土に馴染むかどうかも本人と面談して確かめた。
ちなみに、海外スカウト活動の多くの場合、現地ブローカーに丸投げ。 向こうからは、売り込む選手の能書きと良いときのビデオが送られてくるだけ。 ブローカーに騙されることは想定内。
●西武ライオンズの嶋1軍打撃コーチ (9月2日投稿に詳細)。 史上最強といわれる今季の西武打線の中核、山川と外崎を発掘した。 二人とも野球ではマイナーな学校・富士大学の出身。 4,5年前のプロ入りの頃は殆ど無名。 目利きの嶋が発掘・育成して昨年ころから覚醒した。 ●古くは元オリックスの三輪田勝利スカウト (9月2日投稿に詳細) 後の世界のイチローを発掘。 伝説の目利き。当初、イチローこと鈴木一朗は愛工大名電の投手だった。オリックス社内でイチローはドラフト指名5、6位という評価だった。三輪田はしかし、かたくなだった。「この子は今はピッチャーですけど、バッターとして間違いなく素晴らしい選手になります」と宮内オーナーに直訴した。 三輪田の熱意に押し切られて「まあ、取って見るか」と4位指名を決めた。 ●後の3度の三冠王・落合を天才と見抜いた張本勲 (9月2日投稿に詳細) |