変な日本語(13) カタカナ病(9)

変な日本語(13)  カタカナ病(9)

読解力: なぜ、中国1位で日本15位?

 

キーワード SNS マンガ アニメ 若者言葉 和製英語 省略表現 擬態語      

     中国語 漢字 表意文字

 

註) 国・地域別の順位は3分野すべてで1位が北京・上海・江蘇・浙江、2位がシンガポール、3位がマカオとなり、アジア勢が上位を席巻した、とネット解説。

しかし、シンガポール、マカオは中国語が公用語のひとつ。

 

昨今の日本の若い世代、マトモな日本を使わなくなった。

たとえば、和製英語、[い抜き]言葉、 マジ! ウマ(旨い) ヤバ(やばい)ゲット(獲得)アイスコーヒー

トップバッター コンビニ 

 

和製英語と省略語(日本人の得意)の組み合わせは最悪、たとえば

ビニル=コンビニへ行く 

アポなしヒーインでもノープロ = 予約なしのヒ-ロー・インタッビューでも問題ありません。

そして極め付きはSNSで流行の絵文字

 

表意文字・漢字の国・中国1文字の情報量が豊富

省略形の必要性は低い。

 

[漢製英語]はない。

たとえば、テレビは今も電脳。コンピュータは算机 (漢民族のプライド?)

 

多くの擬音語・擬態語は日本語の特長、 それは日本人や日本文化がもつ

情意的な側面を反映している、文章の読解力とは離れた存在と思う。 

 

擬音語を中国語に訳すとどうなるか?

Weblioで少し調べてみた。結果は次の通り。

 

Xは回答菜なし

逆翻訳はweblio回答の中国語を再びwebllio を使って

日本語に戻した回答(機械和訳でなく意訳を含む)

 

逆翻訳 ↓

 

よちよち            摇摇晃晃        ゆらゆら

ザーザー(雨)           X

うじうじ             蛆蛆         蛆の蛆

はきはき              X

よちよち(歩く)          X

ぎゃーぎゃー            X

こつこつ (働く)        勤勤恳恳地      勤勉でまじめに

めきめき              X

めそめそ              X 

すいすい (進む)         X         

ガタガタ(もんく)         X

そわそわ (待つ)         X

グングン(伸びる)        迅速地        迅速的に

ドキドキ (して待つ)       X

ズルズル (落ちる)       拖拖拉拉      延び延びにします

ワイワイ (騒ぐ)         X 

メソメソ(泣く)         小鳝鱼鳝鱼    小さい鰻の小さい鰻

オズオズ(尋ねる))       胆怯地        臆病に

サッサ (と止める)        X

 

やっぱり、ご覧のように上手くいきません。

文科省は今後、情報を精査して自分の考えをまとめて発表したり、

多様な文章を読んで生徒同士で話し合ったりする授業に力を入れる。

デジタル時代に対応した学力を伸ばすため、

小中学校の児童生徒1人あたり1台のパソコンを配備することも目指すと言う。

 

そういう問題ではないと思う。

SNS、マンガ、アニメの影響で、受験生は問題文のようなマトモな日本語の文章を読む機会が、昨今、極端に少なくなっているからだと強く思う。

マトモな日本語を[書く力]をテストすれば結果は予想できる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です