動物と人類(18)

今年のえとの猪、次の兎も、目(視覚)は悪いが、

耳は良い(聴覚)。 とりわけ鼻はメチャ鋭い(嗅覚)。

 

旅行中の身内が飼っている兎を時々預かった。

朝早く、キャベツや人参を与えにいく。

始めに長い耳が反応。 次に鼻が動いて食材の位置を特定、そしてガツガツ食べる。

目は殆ど動かない。 僕を見ることもない。

 

兎、猪:  耳=鼻>>目 

人間:   目>>耳>>鼻 

 

兎の耳=鼻について: 耳は中長距離、鼻は接近距離。

人間で目>>耳とするのは、聴覚の空間分解能(特に上下)が極端に悪い。  

      車の運転中、救急車のサイレン。 どこから? 前から? 後ろから? ドライバーは、普通、慌てる。

 

森や藪で暮らす動物にとっては聴覚や嗅覚が重要。

なぜならば、光は直線、ダントツに速い。しかし、邪魔が入れば視覚は簡単に遮蔽される。

他方、音や匂いは物(草木)を迂回しながら拡散する。

 

人間社会  嘘だと思うなら見てみろ!

兎社会   嘘だと思うなら嗅いでみろ!

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