高齢者 なぜ、屋内でも熱中症 ?
加齢とともに知覚感覚系の感度は鈍る。
味覚も温度感覚も。
味覚: 年寄りはアッサリ、サッパリした食事が好き?
これは嘘、実はコッテリと濃い味を好む。
後期高齢者の同級生の仲間は男女ともみんなそうだ。
刺身より焼肉を選ぶ。
その一人は感覚生理学の名誉教授、科学的根拠を説明。
年とると舌の味蕾(ミライ、味受容体)の感度が鈍るから。
温度感覚:
温度感覚の受容体(センサー)は「温」と「冷」で別々。
両方とも加齢で鈍る。
お爺ちゃん、お婆ちゃんの入浴後の湯はビックリするほど暑い。
温受容体の感度の問題。
高齢者は寒さにも強い。 冷受容体が若者と違うから。
もっとも、これは暖房も冷房もなく貧しかったかつての日本を生き抜いて
きた結果なのかもしれない。
以上から、標題の疑問の答えは明らか。
「冷温センサー」の感度が低下しているから。