ファクターX
「ファクターX」
https://diamond.jp/articles/-/244544
に一つ追加したい。
人里は離れた山間の県道。車の行き来は殆どないが、
信号機はあり赤信号。 左右前後を見渡しても他の車は皆無。
深夜のコンビニ前の交差点、車の往来は全く途絶えている。
いずれの場合も、ドライバーは 赤だから止まり青になるまで待つ。
私も含めて殆どの日本人は自動的にそうする。
友人、知人のアメリカ人や中国人は奇異に思って驚く。
コロナ禍の今の日本、マスクをしない人を街で見ることはない。
欧米とは大違い。
他人が皆するから自分もする? 異分子にはなりたくない?
これが日本人の良いところ? それは、「没個性の国民性がコロナ対策には吉」ということか?
話変わって、新入生を集めた入学オリエンテーション。
複数の先生が次々の登壇して、大学生活の諸々のアドバイス・・・学業、生活、余暇・・
質問はないか?と学生に聞いても静か。 誰も反応なし、 そもそも、説明の黒板やパネル
が読めるか? と後ろに座る者に尋ねても、誰も答えない。
オリエンテーションが終って夜は先生も交えた親睦会。
新入生の態度は一変。 よく喋る。 先生に議論をぶつけてくる者もいる。
そのような学生に
先生:「なぜ昼間のオリエンテーションのときは静かだったの?」
学生:「質問して目立ちたくなかった。今は友達作りの大事な時期です。」
「個性は嫌われる」ということらしい。
これ以後、学生個人個人を名指しして「質問はないか?」と聞くことした。
この[名指し策]は普段の私の授業でも取り入れた。
以前は、講義を聞いているのか、いないの分らなかった。
私 「今のポイントを君はどう思う?」
学生A 「理解はしました。 しかし、こうも考えられるのではないでしょうか? ・・ 後略」
私「うん、では、そこの君は今のA君の考えをどう思う?」
学生B 「急なので少し時間を下さい」
学生C 「僕は意見があります。 聞いてください」
・・・・
こんな感じで教室は盛り上がる。 以前と違って居眠りする奴はいない。
テレビのクイズ番組のような雰囲気。 私も楽しい。
ただ、授業の進捗状況は最悪。
同僚の先生からは、私達の先の授業に支障を招くと文句を言われる。
学科長からも呼び出され下のように言われた。
良い方法だが現実的にはどうも・・・。
なんとか上手くやってくれ。