廃炉計画案(8)

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少数意見あれこれ

超深海底の1点・石棺の中の放射性物質が

生活・経済海域に放射能被害を起こすことはない。

(A)物理学的根拠

 

キーワード 超深海 放射線 直接 間接 放射拡散 粒子拡散 透過性 吸収 α線、β線、γ線 放射性物質

 

1万メートル海底に沈められた1点である石棺の封印が何らかの原因(腐食、海底地殻変動、海底火山など)で破損した場合を想定します。石棺から漏れる放射線や放射性物質が上層に伝播される可能性を考えます。 

 

まず、放射線の物質透過性を調べます。

α線、β線、γ線の順で、早くエネルギーを失います。この順で媒体物質に吸収されやすくなるということです。 言い換えると、α線、β線、γ線の順で有効伝播距離が短くなります。

wikiからの常識は下のようなものです。

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持っているエネルギーにもよりますが、α線は厚紙1で遮蔽する事が出来、β線は厚さ数mmの金属板で遮蔽する事が出来ます。電荷を持たないγ線は原子にエネルギーを渡す効率が悪いため、γ線の強さを100万分の1にまで低下させるためには、特に高いエネルギーのγ線だと1.5mという、丁度水泳用のプールの深さと同じくらいの水の層が必要になります。(コンクリートなら約75cm、鉄板なら約55cm、鉛板なら約35cm)
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この知見に基づいて、原子炉建屋内における防護服や遮蔽壁が用意されます。

今のポイントは、「丁度水泳用のプールの深さと同じくらいの水の層」を通ると遮蔽されるということです。

このことから、1万メートル海底の「一点」である石棺由来の放射線が、αβγのどれで

あっても、直接的には人の生活・経済海域に悪影響を齎すことは有り得ません。

 

では、直接的ではなく間接的ならばどうか?

間接的とは石棺から漏れ出た放射性物質が、浅い海域や海岸まで運ばれて、そこから放射線を出す、あるいは、魚などに取り込まれるという状況です。 

この間接的な影響も有り得ないことを下で説明します。

まず、図のように、拡散現象があります。放射拡散でも粒子拡散でも、海中の或る点が受ける石棺(超深海底の1点)からの影響は距離と共に減衰または希釈されます。

 

石棺からの距離をRとして、海水体積を考えれば、影響はRの3乗に反比例して減少します。 海における人の生活水域や経済水域のRは、数百mの範囲内です。つまり

R<=数百m <<1万m 

さらに、拡散体積を考えれば、3乗できくので

数百の3乗 <<<<1万の3乗となります。

 

以上、拡散効果は石棺からの影響を実質ゼロにします

受ける太陽光は木星、土星、冥王星と遠くなるほど距離の3乗に反比例して弱くなる。この事実と似ています。

 

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