廃炉計画案(17)
少数意見あれこれ
一部代案(爆破法)
石棺を海までどう運ぶ?
前回までは、
丸ごと石棺詰め→水槽→浮力利用→石棺浮上→曳家(ひきや)工法
下り坂→港→イカダ→曳航→日本海溝投棄
今回の案は、石棺詰めは同じだが、浮力利用ではありません。
ダナマイトは大きなダムの建設等で使われる普通なものとします。
石棺のコンクリートの厚さは? バンカーバスター攻撃に怯える金正恩が潜んでいるシェルターのような分厚い必要はないでしょう。 1メートル程度で十分と思います。
ただ、爆風や粉塵の対策を考えておく必要があります。
そのために、石棺本体の上に吹き抜け空間を設けます。
本体とは「ふるい格子」で仕切られています。
爆発が起こると格子は外れ、重機のアームがリモコンで、本体の破壊された内部に入っていきます。 全体をシートで覆うことも良いでしょう。
最初の「荷物」が吊り上げられたころ、ベルトコンベアに繋がる穴が開きます。 ベルトコンベアは石棺から次々に拾い上げられる物を港に接岸した大型のイカダまで運搬します。 イカダの上には「第2の石棺」が口を開けて待っています。
物はそこに次々に投げ込まれます。 廃品処理所と同じです。 石棺が満杯になると、石棺は密閉されます。 イカダは、日本海溝最深部付近まで曳航されます。 そこで、錘を付けて投棄されます。
ところで
ダイナマイトによる爆破はちょっと荒っぽすぎる?
それに比べて静かな方法は、都心のビル解体工法かもしれません。
この工法は複数あり、ゼネコン各社が熱心、急速に進歩しているようです。
https://kaitai-tatujin.com/kaitai/b-iru-kaitai#i
原子炉建屋全体を更に大きな枠でスッポリ包みます。
その上で、建屋全体をビルと見立てて解体するというものです。