結局は人間の欲望

違いは、幸福や欲望を、

ジハードの自爆殉教者、修道僧、修行僧　→ 　来世に求める

一般人　　　　　　　　　　　　　　　　  →  現世に求める

キーワード：イスラム殉教者　至福への道　基督教　仏教 　

今の西欧文化は欲望と享楽,　それに伴う退廃と堕落と信じている。
アラーの教義に反している。　だから、地上から抹殺しなければならない。

この大義のためならば自己犠牲もいとわない。
それは天国への道。　至福な行動となる。

でも、これも、突き詰めれば、人間の欲望。　
彼らが侮蔑する西欧と同じ。
違いは、欲望を死後の天国に求めるのか、
それとも、現世に求めるのか、であろう。

難行苦行の修行僧、死後の極楽浄土を想い描く。
ストイックな日常でキリストに仕える修道僧、死後の天国を期待する。

現世を犠牲にして、死後を優先。
イスラム殉教者も同じ。
でも、少なくとも、殺傷とは無縁の仏教の世界はどこか違うと思う。