集団感染の数理モデルとシミュレーション(6)

あとがき 雑感、提言など

 

或る媒介変数(パラメーター)の値が少しでも変わると、様相が激変する事象があります。

本ブログの場合、それは「個人対個人 うつし率」で、それが一線(臨界値)を超すと一気に感染爆発に突き進む。 

これは「フェーズ・シフト=相転移」と呼ばれる現象で、たとえば、 水(HO)の場合、

氷(固体)→ 水(液体)→ 水蒸気(気体)という具合です。 媒介変数は「温度」です。 

物理学の世界では他にも様々な物性の相転移が知られています。

 

フェーズ・シフトは社会経済でも起り得ると、最初に科学的に指摘した人はフランスの数学者、ルネ・トムです。 

それは「キャタストラフィー理論」と呼ばれ、1970年代初頭、トムは日本にも来て招待講演を行ないました。 

聴衆は科学者に限らず、多くの経済人も含まれていました。

 

カタストラフィーとは大災害を意味するので、トムの文脈は、「今何もしないと、世の中は大変なことになるぞ!」

という警鐘だったと理解しています。

何もしなければ一線を越え後戻りは困難、それは「帰らざる川」ということでしょうか?

帰らざる川= ” River of No Return “  マリリン・モンロー主演映画。

 

しかし、それでは切なすぎます。 対象の敵(コロナ)がキャツトラフィー的なフェーズ・シフトをしてくるのなら、

対応する我々もフェーズ・シフトすれば良いのではないか? 

これは他でもない「パラダイム・シフト=発想の転換」と呼ばれるものです。

コロナ対策にもパラダイム・シフトが求められることを、ブログ終盤で主張しました。

ブログの動機もトムの理論に影響されました。

 

また、一方、本ブログは、コロナ初期のころ投稿した

https://pruning101.com/?p=1189

https://pruning101.com/?p=1278

を改良発展させたものでもあります。

集団感染の数理モデルとシミュレーション(6)” に対して1件のコメントがあります。

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